私が感じる変化するヨーガの聖地リシケシ

 
2013年から2025年現在までの私が感じる変化

ヨーガをする人なら、一度は
「インドのヨーガの聖地・リシケシに行ってみたい!」
と思ったことがあるのではないでしょうか。

ちなみに、私は「リシケシ」と呼びますが、「リシケシュ」と言う方もいますね。

この記事では、少し昔のリシケシと現在のリシケシを振り返りながら、
私が今感じていること、そしてこれからリシケシに行く方、
行ってみたい方の参考になるかもしれない情報をお伝えしたいと思います。

私とインドの出会い

簡単に自己紹介をすると、
2012年、ヨーガのTTC(ティーチャートレーニングコース)を受講するため、
初めてインドを訪れました。

翌年2013年には、約2か月かけて
チェンナイからコチへ、そして今回お話するリシケシを旅しました。

この一人旅をきっかけに、私はすっかりインドが好きになり、
毎年数か月、最近は数週間ほどですが、年に一度インドを訪れています。
旅の話は、また別の機会にお伝えできればと思います。












初めて訪れたリシケシ(2013年)

私が初めてリシケシを訪れたのは、2013年8月。
Kochiから飛行機で近くのDehradun空港へ行き、
そこからタクシーでリシケシへ向かいました。

この道中は、今でも忘れられない体験です。

当時の私は何も分からないままタクシーに乗り、
スマホは持っていましたがSIMカードもなく、
ただ景色を眺めながら進んでいました。

すると、ある地点を過ぎた頃、突然腕に鳥肌が立ち、
全身がゾクゾクし始めたのです。
タクシーに乗っていても分かるほど、空気が澄み、静かになっていきました。

そう、リシケシに近づいていたのです..

今なら分かりますが、途中は電波も届かない緑深い道が続きます。
私はこの辺りから磁場が変わるんじゃないかと勝手に思っている。

それまで旅してきたインドとは、何かが違う。
そう感じたのを今でもはっきり覚えています。

余談ですが、この頃の私は、インドの気候も何も分かっておらず、
持ち物リストに傘やレインコートなど入れていませんでした。
しかも9月は雨季。今なら絶対に避けます(笑)

それでも何度か同じ失敗を繰り返しています…(トホホ)
ちなみに、インド旅は「時期選び」が本当に大切です。












2013年、私が訪れる2か月前、ウッタルカシで大洪水と土砂崩れが起き、
多くの方が被害に遭われました。
Parmarth Niketan Ashram前の有名なシヴァ神の像も流されてしまったほどです。

インドもリシケシも初心者だった私は、そんなことも知らず、
毎日雨の降る中、土や牛の糞や、何だか分からないもので汚れた道を歩いて
ヨーガのレッスンに通っていました。

当時のリシケシには、まだ古き良き時代といいますか、
まだ「ザ・インド」と言えるような、素朴な原風景がありました。

「ここがヨーガの聖地なんだ」
「ビートルズも来た街なんだよな」

そんな思いで過ごしていました。

ガンジス河との出会い












初めてガンガー(ガンジス河)を目の前にした時、
再び全身に鳥肌が立ち、
頭にピリピリと電気が走るような感覚がありました。

「これが、ガンジス河か…」

学生時代、授業で聞いた名前が、目の前に広がっている。
その感動は今でも忘れられません。

ガンジス河といえば、ヴァラナシでの沐浴が有名ですが、
お世辞にも水がきれいとは言えません。

「ガンジス河で沐浴すると罪が洗い流される」

そんな話を聞いてか聞かずか、
外国人観光客が頭までザブンと浸かり、
発熱・下痢・嘔吐…という“洗礼”を受けるのです。

リシケシや近くのハリドワールは、
ヴァラナシに比べると水は比較的きれいですが、
それでも安全とは言い切れません。
どうしても沐浴したい方は、自己責任でお願いします。

ガンガーは「Ganga Maa(母なるガンジス河)」と呼ばれ、
時に厳しく、時に優しく、優しく大きく深い愛で
私たちを包んでくれる存在です。

実際に目の前にすると、この意味が分かると思います。


当時のヨーガ事情








当時は今ほど情報が簡単に手に入らず、
リシケシにいた日本人から教えてもらったクラスに通っていました。

アイアンガー、アシュタンガ、ハタなど、
さまざまなヨーガがあり、有名な先生も4~5人いました。
ただ、有名な先生のクラスは生徒が多く、
ヨーガマットの場所取りも激しく、
パーソナルスペースが必要な私には少しつらい環境でした。
雰囲気に圧倒され、数回通っただけで行かなくなったクラスもありました。


2025年10月現在のリシケシ

コロナ明けすぐに、私は再びリシケシを訪れました。
私たちが行けなかった約3年間で、リシケシは大きく変わっていました。

道路は整備され、
リゾートホテルが次々と建設され、
その開発は2025年現在も続いています。

また、インドの人々が経済的に豊かになり、
国内旅行を楽しむようになりました。

外国人はヨーガ修行、インド人はリゾート観光。

若者たちがバックパックを背負い、
男女それぞれのグループで旅行している姿も多く見かけます。
もちろんリシケシに数々あるアーシュラムに滞在しているインド人もいます。

私たち外国人にとって聖なるガンガーですが、
ラフティングを楽しむ姿もあります。
年齢が関係しているのかもしれませんが、
インドに行くと分かると思いますが、とにかく若者が多い!
インドの平均年齢は約28歳。

「聖なる川でラフティングして何が悪いの?」

そういう感覚なのかもしれませんね。
ある意味、何でもOK。
それがインドという国なのだと思います。


変わりゆく聖地

リシケシ在住のインド人から聞いた話ですが、ある外国人が、
「本や写真で見ていたリシケシと全然違う」と驚き、落胆したそうです。

リゾート化が進み、
ヨーガの聖地としての“神聖さ”は、
少しずつ薄れているのかもしれません。

今のリシケシは、何でも揃い、不自由さはほとんどありません。

ヨーガクラスも激増し、
至る所に「ヨーガレッスンやっています」というような張り紙を目にします。













ヨーガスクールのTTC(ティーチャーズトレーニングコース)
アシュラムに滞在して受ける
ドロップインクラス
ゲストハウス内でのレッスン等、選択肢はたくさんあります。

私は新規開拓していないので詳しくは分からないのですが、
レッスンフィーは、有名な先生になると相場より高め。
私が毎回通っているレッスンは500ルピー(2025年)










食事事情

「インドは食べ物が心配」
「カレーしかないんでしょ?」

よく聞かれる質問です。

確かに田舎では選択肢が少ない場所もありますが、
インドのカレーはとてもバラエティ豊かで、
日本のカレーとはまったく別物です。

そして、リシケシにはおしゃれなカフェやレストランがたくさんあるので
食に困ることはないと思います。

インド料理だけでなく、
ネパール、イタリアン、中東、イスラエル料理まであり、
スイーツやパンのクオリティも格段に上がっています。

かつての素朴な修行地を求めて来ると、
「悟れるかも」
「人生が変わるかも」
そんな期待をして来ると、少しガッカリするかもしれません。

それでも、ここが聖地であることは確かで、
プラーナに満ち、
魂を成長させてくれる場所だと私は感じています。

どれだけ変わっても、
私にとってかけがえのない場所です。

一方で、ヨーガやアーユルヴェーダが安価で受けれて、
ホテルもそこそこキレイで美味しいカフェもある。

「これなら安心してインドに行ける」と思う方もいるでしょう。

個人的に、今のリゾート化されていくリシケシは何だかな..
修行に来ている身からすると残念でならず、
これ以上開発しないで欲しいと思っている派なのですが、
勝手なものでお洒落なカフェや先ほど書いたように、
日本では食べられない料理が食べれたりするのは嬉しいんですよね。

「どこが修行やねん」と
関西人の私は自分にツッコミます(笑)

もし、
素朴なインド、修行の原風景を求めるなら、
早めに行動した方がいいかもしれません。


インドに呼ばれる..

そんな言葉もありますが、インドというワードが心にあること自体、
もうインドに呼ばれているんじゃないでしょうか..












今回は、私の感じるリシケシの変化を書いてみました。


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